Keynote (基調講演, キーノート)
キーノートスピーチ(Keynote speech、基調講演)を指して「キーノート」と呼んでいる。
概要
キーノートスピーカーを選定し、当日のキーノートを実施する
目的
誰にどういう価値を届けるのか
誰に: PyCon JP 参加者全員
届ける価値:
その年にふさわしい基調講演である(著名なPython使いや著名なエンジニアによる講演)
普段Pythonを使っている領域(Web / 機械学習 etc.)によらず、基調講演から得られるものがある
PyCon JPは国際会議であるため、参加している日本語話者も英語話者も基調講演を聞ける(具体的には、通訳などの措置がある)
関係者
PyCon JP スタッフ(コンテンツチーム外):キーノートスピーカー選定の投票
キーノートスピーカー
同時通訳業者:当日のキーノート同時通訳の手配
Webサイト担当スタッフ(システムチーム):キーノートについてサイトに掲載
スケジュール
6ヶ月前(目安)から動き出し、遅くとも2ヶ月前までに キーノートスピーカーを決める
3ヶ月前〜2ヶ月前 キーノートスピーカーを発表する
2ヶ月前〜 同時通訳を手配する
数週前 キーノートリハーサル
当日 キーノート(紹介含む)
当日〜会期後 移動が発生した場合は旅費を精算する
気をつける点
ふだん英語のドキュメントを読んでいない場合、このタスクはストレッチすぎるので担当するのが難しいと思われる(nikkieが拾うことになった)
DeepL翻訳などツールを使って用意した英文がおかしくなっていることに自分で気づけない。そのため、手戻りが多々発生した
スタッフの翻訳サポートが提供できればカバーできることだが、2020は全体的にタスク過多でそういう状況ではなかった(#translationがあまり機能していなかった)
当日参加者への案内まで担当するので、専任スタッフがいるのが望ましい(兼任は相当な活動量が要求される)
録画ではなく、ライブでやるものとして進めた
TODO:英語文面の用意について、招待講演と共通部分を抽出して、新規ページを作成できそう(現状DRYではなく保守しづらい)
チェックリスト
マイルストーン的なものだけピックアップ。
詳細な時系列は「スケジュール」と「各タスクの詳細」を参照
遅くとも2ヶ月前 キーノートスピーカーが決まっている
遅くとも2ヶ月前 キーノートスピーカーをPyCon JP Blogで発表している
1ヶ月前 同時通訳について固まっている
会期後1週間目安 お礼を送る
会期後1ヶ月以内 同時通訳業者さんに費用を振り込む
各タスクの詳細
キーノート候補者を決める
カンファレンスに何本キーノートを用意するか決める
例年、日本語話者によるキーノート1本、英語話者によるキーノート1本(理由があれば、変えてもいい)
ドラフトを元にスタッフ全体に相談する
日本語話者のキーノートが◯日で、英語話者のキーノートが△日というところも決める
キーノート候補者をリストアップする
スタッフからの推薦を受ける
日本人、海外ともに10人前後の候補が欲しい
PyCon JP 2020の参加者アンケートでキーノート候補を聞いているので、2021は参考に出気ると思います
キーノート候補者に声をかける順にソートする
2020は、スタッフで重み付き投票した(優先度1=6票分、優先度2=3票分、優先度3=1票分)
日英キーノート候補者にメールする
何月何日のPyCon JP 202X キーノートをしてもらえませんか?と打診する
候補者の知り合いが当年のスタッフや一般社団法人 PyCon JP Associationにいれば、その人からメールしてもらうと受けてもらいやすいかも
スタッフから送る場合は program@pycon.jp のgmailから送るのを推奨
期限を区切って回答がなければ次の候補に行く
2019や2020は開催決定後、Guido van Rossum(グイド・ヴァンロッサム)氏にkeynoteを依頼していたが、これは必須ではない
依頼する場合は、毎年依頼しているので前年と依頼文面が同じにならないように注意しましょう
毎年断られるので断られても気にしないこと
キーノートを始め、コンテンツチームはタスクが多いので、場当たり的に動くよりも、先に決めるべきことを決めてから動いたほうがいいのではと思い始めている
キーノートスピーカーを発表する
キーノートが決まったら進める。
PyCon JP BlogとPyCon JP Webサイトで発表する
2020のBlog 例:芝さん、Richさん
スピーカーからプロフィールと写真を送ってもらう
プロフィールは日本語であれば英訳、英語であれば日本語訳を用意する
プロフィールはカンファレンス当日、キーノートスピーカーを紹介するときにも使う
同時通訳を手配する
例年お願いしている同時通訳業者さんにお願い(=発注)する
来場者から通訳に対して高い評価を得ているので、継続してお願いするのがいいのではないか
オンライン開催となった2020は、配信業者さんと配信構成を固めた上で、同時通訳業者さんと3者で打合せをした
Zoomを使った構成でお願いしますと伝えた。詳しくは配信チームのページへ
見積もりを依頼する(会期後に請求書を出してもらい、予算執行する)
同時通訳準備のためにスピーカーに、事前にプレゼン資料を送ってもらう(ドラフト版でよい)ことを連絡する
1ヶ月前に送り、確実にやってもらえるようにリマインドする
この期日は守られないこともあるが、「ドラフトでもいいのでと」とにかくリマインドする(同時通訳の準備が進まないことが問題)
キーノートスピーカーへの連絡
2ヶ月前から公募トークスピーカーへの連絡と同様に行う。
オンライン登壇の注意事項などを伝える
キーノートだけに関わる事項として、タイムテーブルを決める上で時差を聞いておく。
タイムテーブル発表後、キーノートの時間帯も伝える
ノベルティ送付は、コンテンツチームで発送先を聞き、デザインチームに連携した
キーノートリハーサル
本番の2週間前に、配信業者さん、同時通訳業者さん、キーノートスピーカーとで、問題なく通訳音声が配信されるかリハーサルした
当日の動き
当日、通訳者さんとキーノートスピーカーとの打合せが必要
キーノートの前に、キーノートスピーカーを紹介する
オンライン開催の場合は翻訳音声を聞く方法の案内もする
キーノートのあとの質問は同時通訳者さんが訳していただける