Git/GitHub

PyCon JPではこのマニュアルや開発しているソースコードのバージョン管理に GitHub を使用しています。 普段、開発などを行わない人向けに、基本的な使い方を書きます。

PyCon JP では PyCon JP  という Organization でコードを管理しています。この Organization は PyCon JP スタッフは誰でもリポジトリの追加、書き込みが可能です。

GitHubを使う目的

Git/GitHubを使う目的は、ドキュメントやプログラム開発の効率化のためです。 なにか失敗したときに元に戻したり、複数の人が協力してコードを書いたりするのが便利です。

ツールの紹介

Git はコマンドラインで実行できますが、GUIのツールを使ったほうが最初は楽です。 GitHubに対応したツールは以下のものがあります。

基本的な処理の流れ

基本的な処理の流れは以下の様な手順です。

  • 軽めの変更で直接コミットする場合

    1. JIRA課題を作成します

    2. リポジトリをクローンします

    3. コードやドキュメントを書いてcommitします。commitメッセージにはJIRA課題のID(SAR-XXX等)を入れます

    4. 完了したらJIRAの課題をクローズします

  • 大きめの変更でレビューをしてほしい場合

    1. JIRA課題を作成します

    2. リポジトリをクローンします

    3. ブランチを作成します。ブランチ名にはJIRA課題のID(SAR-XXX等)を含めます

    4. コードやドキュメントを書いてcommitします。commitメッセージにはJIRA課題のID(SAR-XXX等)を入れます

    5. Pull Requstを作成します

    6. JIRA課題を「解決」し担当者を変更して、レビュー依頼をします

    7. レビュワーはレビューしてOKだったらマージします

    8. JIRA課題をクローズします

詳細な処理の流れ

上記の処理の流れでレビューありのパターンを詳細に説明します。

注釈

画面例は SourceTree です

1. JIRA課題を作成

  • 変更の対象となるJIRAの課題を作成します。

  • 詳細な手順は 課題の作成 を参照してください。

2. リポジトリをクローン

ー SourceTree などを立ち上げて、リポジトリをクローンします。 - リポジトリのURLが github のページにあるので、その URL を指定してクローンします。

3. ブランチを作成

  • Branch をクリック

  • New Branch にブランチ名を入力して Create Branch をクリック

    • ブランチ名にはチケット番号を入れます

ブランチを作成

ブランチを作成

4. コードをコミット

  • 左上の Commit をクリック

  • コミットメッセージを入力して Commit をクリック

    • コミットメッセージにチケット番号を入れます

    • 左下のチェックボックスをクリックすると、Commit と同時にサーバーに Push します

5. Pull Requstを作成

  • 編集が完了したら、レビュー依頼するために Pull Request を作成します

  • github のリポジトリのページを開いて、自分が作成したブランチを default にマージするための Pull Request を作成します

    • 下記の画面の場合は Compare & pull request をクリックします

  • 次の画面で Create pull request を作成します

Pull Requestを作成

Pull Requestを作成

6. JIRA課題でレビュー依頼

  • JIRA課題を編集し、担当者をレビュワーに変更してレビューを依頼をします

    • チケットのコメントに Pull request の URL を記入してください

  • 編集方法は 課題の編集 を参照してください

7. レビューしてマージ

  • レビュワーは内容が問題なければ、Pull request 上で Merge pull request をクリックしてマージします

Pull Requestをマージ

8. JIRA課題をクローズ

  • レビュワーは課題をクローズして終了です。